残念な民主党の経済対策

民主党政権が頑張ってないとは言わないが、その経済オンチぶりには目を覆いたくなる。

亀井静香のモラトリアム発言などはその最たるものだが(亀井静香民主党ではないが)、他にもひどいのが多い。

と思っていたら、民主党政権の経済対策を的確にかつ簡潔に表している童話風エントリーをとあるブログで見つけたので紹介したい。

北風と太陽−民主の北風編(ゲーマーよ。 株で自由をつかみとろう!/投資ゲーマー氏)

国民:最近生活が苦しいよ。なんとかしてよ。

民主の北風:俺にまかせな。収入を増やしてあげるよ。
   最低賃金を高くすることにしよう。

国民:あれっ? 最低賃金を上げたら、仕事が見つからなくなっちゃったよ。
   特に派遣労働者など非正規雇用の人が、雇い止めにあっているみたい。

民主の北風:じゃあ、派遣を禁止にしよう。
   そうすればみんな正社員になれるから、辞めさせられなくなるよ。

国民:労働規制が強くなってきたから、新しい工場を国内に作るの止めて、
   海外に作ることにしたって。これじゃ仕事が無くなっちゃうよ。

民主の北風:心配するな。手当を色々配って、生活を楽にしてあげるから。

国民:財源は大丈夫なの?

民主の北風:企業は海外の安い人件費を使って、儲けているんだから、
   少し負担してもらおう。法人税率アップだ。

国民:税金が高くて外国企業と競争にならないからって、
   本社を海外に移す企業が増えてきたよ。

民主の北風:仕方ないなあ。じゃあ金持ちに負担させよう。
   皆が困っているときに、自分たちだけ裕福なのはけしからん。
   所得税最高税率アップと、資産課税だ。
   格差の解消にもなるし、一石二鳥だ。

国民:お金持ちや優秀な人達は皆、日本を捨てて海外に出て行っちゃったよ。
   日本では希望が持てないって。

民主の北風:(涙目で)君たちも見捨てて、海外に出て行くつもり?

国民:僕たち貧乏人はお金もないし、海外でやっていける自信はないよ。


こうして日本には、さほど優秀ではない貧乏人だけが残り、めでたく格差は解消されましたとさ。

民主党解剖 (産經新聞社の本)

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民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?

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